2010年9月6日月曜日

地震

こんばんは.

今日は早くに授業が終わり、学校で勉強したい気分ではなかったので終わり次第、逃げるように学校を飛び出して家に帰りました.

本当は元家庭教師の先生にスパゲッティをご馳走してもらうはずだったのですが、推薦に大きく影響する前期の期末試験が近いので断りのメールを出して、駅までの道をてくてく歩きました.

帰る途中、父の会社の最寄り駅に降りて大きなドラッグストアで買い物をしようと思い行ったものの、目当てのものはおいておらず、がっかりしながらこういうときは余計なものを買いやすい状態だから気をつけなくてはと思っていると、破格の値段で良さそうな食器用洗剤が売っており、これはのるべきかのらざるべきかと悩みながらやっぱり買いだ!と結論付けて知り合いの一人暮らしの人のために買いました.

家に帰ると最近頻繁に起こる地震のせいで机の上は壊滅的な状態となり、これでは勉強が出来ないので掃除することにしました.

部屋はあまり大きくないので床→机の順で掃除するのが一番効率的で、この順を変えると気が重くなると云うか、まごついてしまいとても不快なのですが、ほかの人も掃除をするときそういうこだわりみたいなものを持つのだろうかと、ぶうーんと思い切りのよい勇ましい音のする掃除機をかけながら考え、その場で答えの出ないことを考えるくせはどうにかしなければと思いました.

床が片付いてから洗剤の件をその人に伝えるととても喜んでくれて、さっぱりした何もない畳の上でさっきまで活躍していた掃除機を枕代わりにしてつい長電話をしてしまいました.






机の上のプリントは試験勉強に使おうととっておくものの、すべてバラバラに保管してあるため必要なときにつかえないと困っていましたが、100均でファイルを2つ買い、足りるかなと不安になりながら紙を収めていくと余裕は十分に残して机は片付き、誰かにこのファイルをプレゼントしたくなりました.


・災害直後・



・復興後・




…もう違和感の原因にお気づきだと思います.
最近目立った地震、それも頻繁に地震なんて起きていないことに.

しかし異常気象の近頃、もう9月だというのに元気な日差しを存分に浴びて家に帰り疲れて部屋に入って机が目に入った時、その惨事に地震が起きたと身体が勝手に反応してしまい、そのことが衝撃的だったので記事にしました.


やっぱり掃除は苦手です.

でも棚を左から背の高いものの順に並べるのは大好きで、眺めるのも大好きです.


自慢の降べきの順!★*。



今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました.

2010年9月3日金曜日

念願

こんばんは.

今日はほとんどお休みしたことのない数学の先生が授業を休講なさったおかげでお昼以降はずっと何もない状態で、物理の復習をしてから頭がぼーっとしてきたので、休憩するにもなにか中身のあることをしなければと思い、絵画が無性に見たい気分になり、図書室にある美術書は大体見てしまったのでずっと狭い身内での馴れ合いの強いという印象を中学の頃持って以来、避けてきた美術部を訪ねることにしました.

訪ねた時間に教室は閉まっていて、今まで美術や工芸の授業は取ってこなかったため、どこが職員室か分からずぐるぐると廊下を回り、もうあきらめかけていたところ非常口のようなドアから美術の先生が現れて、5秒くらいびっくりして固まってしまいましたが、美術に興味があることを伝えると名前を聞かれ、それから先生のほうが美術に興味がなさそうな自分にびっくりしたのか、活動時間も画材道具の使用についてもこちらから聞くまで美術部の良さについてしか語らず、笑ってしまいそうでした.

進路の関係で9月は難しいことを伝えると快く承諾してくださり、実際の様子を確認してもらうためといって三年間少し開いた扉の隙間からしか伺ったことのない美術室を開けて見せてくれました.

先生がじゃらじゃらと幾つもの鍵の中から無意識に近く当たり前に、今まで自分が届かなかった部屋の鍵を取り出し、鍵穴に差込み回す作業の中でこんなにも胸が高鳴るのかと動揺し、その気持ちが素直に顔に出て見られるのは恥ずかしかったのでわざとらしい態度をとってごまかしました.

部屋は周囲に画材道具で囲まれ、絵を描くための一人用の机は一定方向にに整然と並び、それを見ているだけで物憂い気持ちは一掃され、つい態度をごまかすのを忘れてしまい、先生に笑われてしまいました.

髭を生やした男前という表現がぴったりの先生は熱く、とにかく熱心でなかなか話が終わらないので強引に帰ろうとすると、受験に関して「拳闘を祈る!!」と大きな声で励まされ、ひさしぶりにこんな熱い人にあったなあと驚きながら、そう感じるということは相対的に自身は冷たいということが発覚し、そう自覚がなかっただけに少しショックを受けながらも軽い足取りで美術室から離れ、階段を下りました.

とんとんとんと履いているローファーの地面を叩く音は小説に書いていた言葉を借りるならきっと、小気味が好い感じで誰にも侵害されない軽さを持つ音で、気分の良いときに歩く靴の音はより面白く、素敵で誰か知ってくれればいいのにと思いながら、誰も知らないでほしいという矛盾を持て余しながら最寄駅に向かいました.


暑い残暑も悪くないと思えた一日でした.


今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました.